社会福祉法人 天童会 秋津療育園は、 |
お知らせ記事
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2021/01/05 当園における新型コロナウイルス感染終息について
12月16日に第2病棟で新型コロナウイルスが発症して以降、第2病棟での新規感染者はおらず、所轄保健所と相談のうえ感染対策を実施し、12月30日をもって保健所よりコロナウイルス感染が終息したとの判断を受けました。
今後も引続き感染拡大防止と利用者様の安全確保を最優先に対応してまいります。関係者の皆様におかれましては、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
秋津療育園 園長 大石 勉 -
2020/12/25 更 新
12月25日現在、新型コロナウィルスの新規発症者はおりません。
*これまでの累計発症者は、 職員1名、利用者4名です。 -
2020/12/21 更 新
12月21日現在、新型コロナウィルスの新規発症者はおりません。
*これまでの累計発症者は、 職員1名、利用者4名です。 -
2020/12/18 更 新
療育部第2病棟職員1名、第2病棟利用者2名に加え、12月16日、第2病棟利用者2名が新型コロナウィルスに感染したことが判明しました。利用者3名は専門病院に転院、1名は現在療養中です。所轄保健所相談のもと、第2病棟利用者と職員全員にPCR検査を実施し、職員は全て陰性と判明しました。12月18日現在、関係部署からは発症者はおりません。 -
2020/12/15 当園における新型コロナウィルス感染者の発生について
12月10日、療育部 第2病棟職員1名が新型コロナウィルスに感染したことが判明しました。
所管保健所と相談の結果、12月13日、検査が必要と思われた方を対象にし、第2病棟利用者2名の陽性を確認しました。
当園では入院利用者を4つの病棟体制で受け入れており、その他関係部署も含め、極力接点を持たず生活し、感染対策を徹底しておりました。
現在第2病棟以外確定した感染者はおりません。
園内で感染が拡大しないよう、引き続き取り組んでいます。
状況については追ってご報告いたします。
利用者と、そのご家族、並びに関係者の皆様には、多大なご心配とご迷惑をおかけいたしますことを心からお詫び申し上げます
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます
秋津療育園 園長 大石 勉 -
2020/10/20 ホームページについてのお知らせ
ホームページデザインリニューアルしました
運営方針
理事長のあいさつ
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2021/02/19 すべての技には、時がある
「2021年よ! ようこそ」と、気持ちを切り替え、期待を込めて新しい年を迎えました。すでに、2月。コロナ後を見据え、「すべての技には、時がある」という言葉を胸に、「時のなせる技」に信頼を寄せて、「行い」を積み上げていきたいと思っています。
昨年末本園にコロナ感染症の罹患者が出た際には、たくさんの温かい励ましをいただき、感謝に堪えません。お礼申し上げます。また、ご家族には、ご迷惑とご心配をおかけしました。紙面でお詫び申し上げるとともに、一日も早く、お目にかかれる日が来て、お詫び申し上げたいと念じています。
これまで感染症に関しましては、インフルエンザの時期になると、病棟閉鎖をし、厳重な管理のもとに、職員の方々は、不眠不休で園生の生命を守ってきています。その姿は、さながら闘いです。近づきがたい崇高さを感じるほどです。感染症に関しては、百戦錬磨。感染した職員が一人も出なかったことは誇りです。感染症対策も緻密で、状況に応じて、多様な方策を講じていました。それでも、「コロナ」は近づいて来たのです。「コロナ」は、感染力が高く、油断ならないことを実感しました。
おわりに、「2021年よ! ようこそ」と再掲します。明るい明日を、創るのです。子どもの育ち・発達・可能性を促す環境づくりとして整備した新事業「SLPセンター アーク」が発足し、社会福祉法人天童会は、地域社会への包括的な支援を行う法人となりました。新事業につきましては、ホームページをご覧ください。今後ともよろしくお願いいたします。
令和3年2月 理事長 飯野順子
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2020/08/07 62周年記念式典に寄せて ~希望の光に向かって歩め!
7月23日に、62周年記念式典を執り行いました。出席者を限定し、病棟と会場をつなぐオンライン形式の式典です。式典のあいさつは、オンラインを意識して、次のようにしました。一部引用します。
『今日は、オンラインの式典です。テレビのように、見えていますか。
皆さんは、中庭の「倖せの像」を知っていますか。この像には「われら、四方より艱難を受くれども、窮せず」(コリント後書)と書いてあります。これは、「どんなに困難なことがあっても、負けません」という意味です。この半年間、新型コロナウイルスは、とても困難な課題として、私たちに立ち向かってきました。今日まで、私たちは、みんなで支え合って、負けていません。まだまだ油断はできませんので、もうひとがんばりです。
「倖せの像」は、十周年の記念碑です。「みどりの芝生の中に、鳥が平和に向かって羽ばたく像をつくり、花でまわりを囲み、とびきり美しく、ひときわ映えるものにしたい」というイメージで創っています。明るい明日への希望の光に向かって歩め、ということです。そこで、「秋津の庭を楽園に」するために、「倖せの像」の周りには、赤・白・黄色・ピンクなどのバラを植えました。すると、皆さんが外出できない様子を知って、バラを寄付しましょう!と、110本のバラをプレゼントしてくださった方がいます。中庭は、あっという間に、色や香りの豊かなバラ園に変身しました。(後段省略)』
オンライン形式の式典は、本年限りであってほしいところですが、オンライン化によって、園生と園生、園生と職員、そして園生とご家族をつなぎ、できることの可能性が見えてきました。
次に、記念式典に際して、「重症心身障害児者の新たな療育活動を求めて~その人らしく、輝く、人生の履歴のために」を、発刊しました。この本は、重症心身障碍児者の療育活動に関する入門書が必要であると考えてのことです。本書の秋津療育園の取り組みは、長年にわたって蓄積してきた工夫や改善点なども示され、深みのある、読み応えのある内容となっています。副題は、「その人らしく、輝く、人生の履歴のために」にしました。「その人らしく」のキーワードは、本書の随所にでてきます。多分秋津療育園のバックボーンなのでしょう。また、入所している方々の人生が、キラッと輝く履歴となるように願って副題をつけました。多くの方に読んでいただき、活用されて、障害の重い方々の人生のQOLが高まるようにと願っています。
令和2年7月 理事長 飯野 順子
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2020/05/29 令和2年度、今、この時は、歴史の1ページ
秋津療育園では、12時にこんな放送が流れます。
・手洗い、手指消毒を徹底しましょう。
・窓を開けて十分な換気に努めましょう。
・密集しないように心掛けましょう。
・食事中は距離を開けて、黙って食べましょう。
・不要不急の外出はしないで下さい。 以上よろしくお願いします。
4月7日の「緊急事態宣言」発出後の感染症対策委員会から出された対応策の一つです。
職員の方々への注意喚起が目的ですが、この放送は、園生にとっては、「いつもと違う」
雰囲気を感じたり、社会情勢や社会の動きを、聞いて知る学びの機会ともなっています。アナウンスする人の声やトーンも聞き分けているかもしれません。内容も理解して、ニュースへの興味が高まっているとも思います。更に、職員の方々が懸命に生命と健康を守っていて下さることに、思いが及んでいるかもしれません。
今年もしだれ桜は、見事に咲いてくれました。いつもより早く咲き、癒しの桜でした。
自然は、いつもと変わりませんが、社会状況のここ数か月の変遷は、歴史の際立った1ページとして、刻みこまれることでしょう。
しかしながら、今、求められていることは、明るい明日です。
秋津療育園の中庭には、桜の古木が、庭の空間を守るかのように、ぐるりと立っています。その庭に、遊歩道と花壇をつくりました。中庭の一画にある10周年記念碑「倖せの像」の周りには、バラを植えました。園生が散歩しながら楽しめるように、ストーリーのある庭にしました。テーマは、「バラと星の王子さま」です。漸次、星の王子さまのストーリーを辿ってオリエンテーリングができるようにします。そして、何よりも職員の方々が、花の色や香り、花々が風にそよぐ風景から、日頃の疲れを癒してほしいと思っています。
花々は、雨の日以外は毎朝水撒きのボランティアさんが来て下さるので、生き生きしています。感謝です。
「緊急事態宣言」の解除、アフター・コロナはウィズ・コロナだそうです。これまでの日々から、多くを学び、新たな秋津療育園の生活を創りあげましょう。
令和2年 5月25日
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2019/09/03 「楽園」を園生の日々の生活に!
初代草野熊吉理事長は「あの子供たちに楽園をつくろう」と、一念発起して、秋津療育園を開設しています。それから、60有余年、「楽園とは・・」と、原点回帰の時と思っています。今では、「楽園」という発想は、時代とともに置き去りにされた感があります。しかしながら、園生の人生に焦点を当てると、「楽園」を日常生活の中に構築することは、使命感をもって臨むこととも思います。谷川俊太郎さんの詩「生きる」を読むと、ありふれた日常生活に、小さな幸せをみつけことのできる暮らし、それが続いているということは、「楽園」とも言えます。園生の「生きているということ」に寄り添っている職員の方々の手のぬくもりは、ささやかで当たり前のようであっても、園生のいのちをも支えているということにつながっています。その日々も、また、「楽園」かもしれません。
生きているということ いま生きているということ
それは、のどがかわくということ 木漏れ日がまぶしいということ
ふっと、或るメロディを思い出すということ くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ いま生きているということ
泣けるということ 笑えるということ
怒れるということ 自由ということ
人を愛するということ あなたの手のぬくもり いのちということ
本年5月「日本重症心身障害福祉協会全国施設協議会」(水戸)において、永年勤続者(勤続十年)の表彰式がありました。本園では、10名です。10年間それぞれの持ち場において力を尽くして下さったことに、改めて「凄さ」と「感謝」の念を持ちました。その「凄さ」は、10年間に園生をありのままの受け止め、寄り添い、気づきと発見のある関係性を築いてきたことにあります。それは、染織家の志村ふくみさんが植物から色を染め出し、着物に仕立てる時の営みと共通しています。水戸の展覧会で志村さんの作品を鑑賞しながら、十年表彰の方々も、染め出した一本一本の糸を、ていねいに布に織り上げていく姿勢とテクニックを、10年間で、身に付けてきていると思いました。
私は今まで20数年あまり、さまざまの植物の花、実、葉、幹、根を染めてきました。ある時、私は、それらの植物から染まる色は、単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が色を通して映し出されているのではないかと思うようになりました。それは、植物自身が身を以て語っているものでした。こちら側にそれを受け止めて生かす素地がなければ、色を失うのです。 「一色一生」 志村ふくみ(染織家)
「色を失う」ことのない日々は、園生にとっての「楽園」です。
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2019/02/13 新しい秋津の森を創ろう!