社会福祉法人 天童会

お知らせ

理事長のご挨拶
 この度、飯野順子前理事長のご勇退に伴い、6月1日より社会福祉法人 天童会 理事長に就任いたしました 大石勉 でございます。平素より当法人へのご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
甚だ微力ではございますが社会福祉事業発展のため、鋭意努力いたす所存でございますので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 さて、当法人は医療型障害児入所施設 秋津療育園 を主体として、秋津療育園通園センター、秋津療育園相談支援センター、児童発達支援センターマイム、エメット保育園を運営しています。利用者の皆さまが、安心して過ごせる環境を提供することを使命としております。
私どもが大切にしていることは、一人ひとりの人権を守り、尊厳を尊重し、その可能性を最大限に引き出すことです。
 そして、未来に希望を持つこと、それは私たち全員が目指すべき目標です。技術の進歩や社会の変化に柔軟に対応しながら、利用者の皆さまが、より豊かな生活を送るための支援を続けてまいります。新しいアイデアや取り組みを積極的に取り入れ、常に成長し続ける法人でありたいと考えています。

 一方、現在、秋津療育園では高齢化が進んでおり、全利用者様の41%が60歳以上となっています。重症心身障害者の加齢に伴い、新たな疾患の発症や合併症の遷延化、重症化が問題となって来ています。これらの特有な問題について、私たちは積極的に解決を目指し、全力で取り組んでまいります。
 また、新型コロナウイルスの流行が始まってからほぼ5年が経過し、感染症法上の5類への移行も既に1年が経過しました。待ち望んでいた面会や施設内外の活動の制限も緩和されてきましたが、高齢者や基礎疾患のある方の重症化に対する危惧は未だ取り除かれてはいません。感染を繰り返すうちに突然として高病原性株が発生する可能性も否定できません。こうした状況においても、私たちは引き続き慎重に対応し、利用者の皆さまの安全と健康を最優先に考えた対策を講じてまいります。

 私たちの施設は、キリスト教の精神に基づいて設立され、その価値観を大切にしています。共に助け合い、支え合うことで、地域に開かれた施設であり続けることを目指しています。
 これからも、地域社会との連携を深め、利用者の皆さまと、そのご家族さまに寄り添った医療・療育を提供してまいりますので、ご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人天童会
理事長
大石 勉

理念・基本方針

理念
 私たちは、障害者の生命と生活を守り心身の成長・発達を援助し、その維持に努め
 社会のつながりを保ち豊かな人生を実現するために努力します
基本方針
 1.個々の障害者に見合ったきめ細やかな療育を提供します
 2.療育の専門職として、知識と技術と精神を養い、職員相互の理解と協調を図り療育に努めます
 3.家族や社会と連携し、共に福祉の向上に貢献します
 4.施設が持っている専門分野などを地域に還元します
 5.諸外国とも交流し、障害者療育・福祉の向上を図ります

沿革

1958 (昭和33) 年11月 草野熊吉が、キリスト教の精神に拠って、当時、児童福祉法、医療法、教育基本法などのあらゆる福祉の谷間におかれた重症児(重度重複障害児)のために、福祉の楽園を願い同志の協力を得て、秋津療育園を開設する (11月20日) 。
1959 (昭和34) 年7月 病床数21床で事業開始する (7月22日) 。
1962 (昭和37) 年12月 財団法人秋津療育園の設立が許可される。
1964 (昭和39) 年8月 旧第2棟・職員宿舎などを増築し28床増床する (病床数49床) 。
1965 (昭和40) 年6月 旧第1棟・炊事棟・管理棟などを増築し51床増床する (病床数100床) 。
1971 (昭和46) 年8月 成人棟増築、生活訓練棟を改築し27床増床する (病床数127床) 。
1974 (昭和49) 年7月 秋津療育園内に託児所 (こひつじ園) を開設し職員家族宿舎、医師宿舎を設置する。
1978 (昭和53) 年3月 秋津療育園内で歯科診療を開始する。
1988 (昭和63) 年12月 財団法人秋津療育園から社会福祉法人天童会に運営を継承。設立認可される (12月15日) 。
1989 (平成元) 年10月 秋津療育園改築工事を開始する。
1991 (平成3) 年3月 改築工事第1期 (第2・3療育棟) が完了する。
1992 (平成4) 年7月 改築工事第2期が完了し8床増床する (病床数135床) 。通園、緊急一時保護、短期体験入所等を開始する。
1994 (平成6) 年3月 秋津療育園改築工事が完了し40床増床する (病床数175床) 。
1999 (平成11) 年3月 医療法改正に伴い、3病棟体制を4病棟体制に変更する。
2006 (平成18) 年10月 児童福祉法改正に従い、契約制度が導入される (入所事業) 。
2008 (平成20) 年7月 創立50周年を迎える。9月3日記念式典を開催する。
2010 (平成22) 年3月 こひつじ園を青葉町三丁目9番地33に移転する。
2012 (平成24) 年4月 障害者自立支援法等の改正に伴い、児童福祉法に依拠する医療型障害児入所施設と後に施行される障害者総合支援法に基づく療養介護事業所の一体型運営に移行する。
2013 (平成25) 年12月 秋津療育園相談支援センターを開設し、特定相談支援事業を開始する。
2017 (平成29) 年4月 こひつじ園が、事業所内保育事業を開始する (定員19名) 。
2018 (平成30) 年4月 子どもの複合施設 (SLPセンターアーク) 開設のため、地域支援事業準備室を設置する。
11月 秋津療育園相談支援センターで、障害児相談事業を開始する。
2019 (令和元) 年11月 創立60周年記念事業として、SLPセンターアーク新築工事を開始する。
2021 (令和3) 年1月 SLPセンターアーク新築工事が竣工する。
3月 SLPセンターアーク内に、アークこども相談センターを開設し、秋津療育園相談支援センターの障害児相談事業を移管する。同施設内に、アークこどもクリニックを開設する。
3月 SLPセンターアーク内に、児童発達支援センターマイム (福祉型児童発達支援センター) を開設し、児童発達支援、居宅訪問型児童発達支援および保育所等訪問支援事業を開始する。
4月 SLPセンターアーク内に、こひつじ園を移転し名称をエメット保育園に変更する。
7月 訪問看護ステーションあきつを開設し、訪問看護事業、介護予防訪問看護事業を開始する。
2023 (令和5) 年4月 エメット保育園の事業を小規模保育事業A型に変更する。

各事業所